エリス

国際天文学連合IAU)は15日までに、米カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授らが発見し、一時は「第10惑星」と主張した冥王星より大きい天体「2003UB313」を、「エリス」と正式に命名した。
エリスは、ギリシャ神話の不和と争いの女神。この天体の発見が直接のきっかけとなり、8月にプラハで開かれたIAU総会では、惑星の数を増やすか、冥王星を惑星から降格させるか、大論争となった。エリスの衛星は、名前を思い出せない症状を意味する「ディスノミア」と名付けられた。(時事通信